2016年5月29日日曜日

見たもの、書いたもの

夏の紫は凛とした空気をまとう
こんにちは。

いつだって季節は、私の一歩先を行くようです。
風景や匂いや音が肌に馴染んで、今は一年の中のこの辺にいるんだよ、
と教えてくれる頃には、次の扉が開いています。
数日前、群馬県みなかみ町ではミンミンゼミの声を聞きました。

爽快で華やかな5月の扉は、毎年一度しか開かないし、
今年と同じ5月の扉はないんだよなぁ、
と、あずきバーをかじっている渡辺佐智です。

そろそろ活動期?

振りかえると、今月は原稿強化月間でした。
手に取って(ぜひ、ご購入いただき!)読んでもらえれば嬉しいです。
(順不同)

  ・ワンダーフォーゲル 6月号(5/10発売)   日本アルプス特集
  ・山と渓谷 6月号(5/15発売)          ルート紹介
  ・ランドネ 7月号(5/23発売)          登山ルポ
  ・岳人 7月号(6/15発売)            山エッセイ
  ・渓流 2016夏号(6/12頃発売)        渓流釣りルポ


湿度に追いつかれる前に、軽い空気を楽しみたいですね。

夏の季語 雨蛙くん じっと待つ 鉢の底から 春を窺う

どうぞ、晴れやかにお過ごしください。




2016年5月12日木曜日

いつか、だんごより花!

こんにちは、渡辺佐智です。

立夏を過ぎて、爽やかな季節です。

三つ峠より富士山

山に行く楽しみのひとつに、季節の植物があります。
5月に入ると見ごろを迎える山の花が多くなり、新緑の中に白やピンクが鮮やかに映えます。

私はどちらかというと、というか、断然、花よりも食べられる山菜に興味がありますが、
最近撮った写真を見返すと“花”ばかりで、少しは大人になったかと自分を褒めたいところです。

しゃくなげ、つつじ、すずらん、みずばしょう、かたくり、くれそん。。。おっと、あぶない。

三つ峠、ヒトリシズカ

今年は少雪だったため雪解けが早く、草花の芽吹きも前倒ししていますね。
場所によっては、季節が1ヵ月早いと言う人もいます。

私の花の基準は、最初にハイキングガイドを始めた尾瀬ヶ原なのですが、
尾瀬のテンマ沢では、水芭蕉がもう咲いているそうです。
例年は6月の第1週が見ごろですから、3週間くらいは早いですね。

とはいえ、見ごろの花が終われば次の花が見ごろを迎えます。
こんな年は慌てず、季節の変化を想ってはどうでしょうか。


では、よい季節を。