2016年3月31日木曜日

山の資料整理

こんにちは、渡辺佐智です。

山の資料整理、どうしてますか?
山小屋でもらったすてきなパンフレットや、山麓の季節の情報、おいしいお店や
源泉かけ流し温泉のお知らせ。
登山から帰宅すると、紙が増える。

全てデジタルで管理している!という方もいるでしょうね。

私はというと、アナログ派なので気になった情報はだいたい紙で持ち帰る。

厳選して、できるだけ増やさないようにしてはいるのですが、
現地に行かないとわからない情報は、どうしてもあとで紙で見たい。
紙を手に持って読んだ方が、内容が頭に入るという構造になっている昭和の人間だ。

ただ持ち帰っただけでしまい込んでは、役に立たないどころかゴミになってしまう。
どうしたら、次の登山の参考資料として役立てることができるのか。

そんな私の山の資料整理の移り変わりはこんな具合だ。


▼縄文時代

1.靴箱
  最初は、紙の量も少なく、帰ったら、全部同じ靴箱にためていた。
  そこだけ探せばいいので、覚えている資料はなんとなく見つかる。
  そのうち、靴箱の上に他の物が置かれ、埋もれていった。
  
▼飛鳥時代

2.茶封筒
  茶封筒に山や山域の名前を書いて、資料をいれて、本棚に並べる。
  見やすいところにおいたのはいいが、探しづらくて取り出しにくい。
  そのうち、一つの山の資料が複数の茶封筒に分散して、行方がわからなくなる。

▼安土桃山時代 
 
3.クリアファイル
  「見えないのが問題だ」と思い、せっせと見える化。
  ところが、後から順番を入れ替えられないので、日付順になり、
  後から探すのが大変。
  そのうち面倒になり、ファイルから紙が溢れていった。

▼江戸時代

4.キングジムのファイル
  これなら、後から並べ替えも簡単だし、インデックスもざっくりつけて
  後から分けてもつかいやすい。
  はずだった。中身が増えるにつれて重くなり、ビニールのページの管理に
  けっこう手間がかかる。
  そのうち、後でしまう分として、ビニールのページに入れただけの資料が
  増えてくる。
  
▼昭和時代

5.キングジムのフォルダ
  山や山域や県ごとのインデックスの台紙に差し込むだけ。
  インデックスをしばりすぎないで、ざっくりにするのがポイント。
  しまうのも、探すのも簡単!

というところに、落ち着きました。

左から、靴箱、茶封筒、クリアファイル、キングファイル、キングフォルダ

登りたい山を探すのに、今までもらってきた資料から探すといいプランになりますよ。

地味な内容にお付き合いいただき、ありがとうございました。
どうぞ、春を満喫してお過ごしください。

2016年3月25日金曜日

大きな伸びをして

こんにちは、渡辺佐智です。

桜の開花情報が聞こえ始めました。
大きな伸びをして、体を動かしたくなる季節。

今年の桜は
















最近、母から教わったストレッチに、仰向けに寝っ転がって膝を抱えて転がる、
というのがあって、自分が水の入った袋になったつもりで、
水を移動させるようにすると体がゆっくり傾く。
そうすると転がって、肩甲骨、背中、腰がほぐれる。

立っていたり歩いている時は骨が支えてくれるので、気づきにくいけれど、
そうして転がると、自分の半分以上は水なのだ。
水の重みを実感しておもしろい。

そういえば、歩くのも走るのも重心移動だし、
登山でごろごろの岩場や木の根に覆われた山道を歩くのがうまい人は重心移動が滑らかだ。

普段の生活の動作の中でも、自分の重心が今どの辺にあるかを感じてみるとどうだろう。
ストレッチは、自分の体の重みを利用して自分の体を伸ばすわけだけれど、
その時に筋肉ではなく重心を意識してみたら、もっと伸びるような気がしている。

冬の寒さで凝り固まった股関節、腰、肩甲骨周りをストレッチでほぐして、
春の食べ物をとって、春の体へ変える時ですね。

どうぞ、暖かい日をお過ごしください。

2016年3月17日木曜日

防災計画

こんにちは、渡辺佐智です。

先週は311日をむかえ、防災について考える機会がありました。

そこで、自分の防災計画を振り返ってみました。

私は山道具をたくさん持っているし、少ない装備で何日も過ごすこともできるので、
何かあってもなんとかなるだろうと思っているのですが、疑問をもつ機会は大事にしたい。

まずは、防災用品リストを見てみました。
自分の持っている装備でなんとかなりそうでピンときません。
強いて挙げるなら、避難が長引いた時に携帯トイレが足りなくなりそうだから買い足しておこうかな、くらいです。

何か違うと思い、自分の得意な方向から考え直してみました。

防災計画は、山行計画と似ている。
防災計画は受け身で、山行計画は自ら外に出ていくという違いはありますが、
“予期せぬことに備えるというところが一緒です。

では、何に備えるのか。

地震、火事、水害、避難、滑落、遭難、落石、雪崩、怪我。。。

と並べてみると、

・一番、命の危険が高いこと
・一番、曝されている時間が長いこと

このふたつを対策していけばよさそうです。

そこで家の中を振り返ると、ありました。

寝室にある背の高い本棚。
無防備に寝ている時間に、地震がおきたらこれは危ない。
危ないところで睡眠なんて、山では考えられないですよね。
(ハイレベルのクライマーはあえてリスクをとる場合もありますが)
これは転倒防止対策しなければ。

と、少し乱暴なまとめですが、そんなことを考えた先週でした。


新潟県警の山岳救助

















では、良い日をお過ごしください。




2016年3月10日木曜日

登山道具のお片づけ

こんにちは、渡辺佐智です。

楽しい山から家に帰ってきた後の片づけ、どうしてますか。

一気にする派ですか? それとも、少しづつ片づけていく派?
もしくは、バックパックをそのまま仕舞っておしまい。という人もいるかも?!(^_^;)

私は、一気派です。
眠気の方が勝つ日もありますが。。。
それよりも、次の日起きて、ごちゃごちゃになっている汚れた登山道具を見たくない。

ポイントは、帰宅したら、お茶を飲んだりして腰を落ちつけてしまう前にまず片づける。
時間がたてばたつほど、面倒くさくなるのはなぜでしょうね。
山道具の片づけは鮮度が命!(笑)

まとめて靴洗いの日の壮観な一枚。これだけで、一日充分な仕事をした気になります。
(注意:靴によっては、直射日光で干すと傷む場合があります)


















手順はこんな感じ↓です。


▼1、全部(バックパック、温泉道具、財布、予備のもの等全て)、開けてばらす

▼2、大まかに分類する(洗いもの、干すだけのもの、補充や修理が必要なもの、使わなかったもの、書類)

▼3、各場所に持っていき、作業(洗いもの→洗濯機またはキッチン、書類→デスク、等)


時間が遅くて洗濯機を使えないとか、どうしてもその日中に片づけられないものは、
作業ごとに篭や防水のバケツに入れて、目につくところに置いておき、できる時に片づける。

装備の用途ごとに場所を決めておくと、片づけるときに頭を使わなくていいので、
帰宅して疲れていても、考えないでできます。
その日のうちに片づけてしまうと、次の登山の準備も快適!

はい、流行りの片づけの登山道具バージョンでした。(笑)

また寒くなりましたね。
どうぞ、ご自愛ください。